Webパフォーマンスについて

Webパフォーマンスについて記事を書いています。パフォーマンス管理は、品質管理です。ですから計測データを元に記事を書いてます。

CMGについて(「2017年Computer Measurement Group AA Michelson Awardについて」の代わりに)

例年であれば、既に発表されているのですが、今年はまだ発表されていないです。 ノミネーションも怪しかった。

今年は、誰もノミネーションすらされていないのかなぁ… 会員にも情報が来ないんですよ。

今年から、Computer Measurement Groupは規約の改訂があって、大きく組織変更や方針の変更がありました。 その影響かもしれないです。

しょうがないので、今回は、CMG(Computer Measurement Group)について紹介の記事を書きます。

CMGとは

"What is CMG"(CMGとは)のページには、以下のように記載されています。

The Computer Measurement Group the most influential worldwide organization of enterprise computing professionals committed to sharing information and best practices on ensuring the efficiency and scalability of IT service delivery to the enterprise through measurement, quantitative analysis and forecasting. CMG members are IT leaders concerned with the measurement and management of computer systems and networks from a performance, capacity, and cost recovery standpoint.

(Computer Measurement Groupは、計測、定量分析、予測を通して、ITサービスの提供において効率性とスケーラビリティを担保するための情報やベストプラクティスを共有することにコミットしたエンタープライズのコンピューティングのプロ達による最も影響力のある世界規模の組織です。 CMGのメンバーは、パフォーマンス、キャパシティ、原価回収の観点からコンピュータシステムとネットワークの計測と管理に関心があるITリーダーです。)

どんな人たちがメンバーかというと、

  • キャパシティプロフェッショナル
  • パフォーマンスプロフェッショナル
  • アナリスト
  • アプリケーションプログラマー
  • システム管理者
  • システムズエンジニア
  • テクノロジアーキテクト
  • CEO
  • 教育者
  • コンサルタント

で、大学のコンピュータサイエンスの先生方が、数多く所属しています。 過去のAA Michelson Awardの受賞者も、大学の先生が多いです。

設立は、1974年で、もう40年以上の歴史があります。

会員特典

年会費は、個人で175ドル、5名以上のグループ会費で350ドルです。 企業会員の制度もあります。

会員になると、以下の特典があります。

  • 1000以上の研究論文、プレゼンテーション資料、ホワイトペーパーへのアクセス権
  • 1時間の無料Webinar参加権
  • メールマガジンCMG news
  • CMG Journal が読める(PDFで配布)
  • CMG Internationalで開催したイベントに参加する料金の割引
  • imPACtの発表資料へのアクセス権
  • 会員専用の動画へのアクセス権
  • imPACtの国際年次総会への参加料割引
  • 会員名簿へのアクセス権
  • CMGのSlackチャンネルとLinkedInのグループへの参加権

imPACt

imPACtというのは、CMGが毎年11月に開催している年次総会で、4日間のスケジュールで開催されます。 今年は、昨年のAA Michelson Awardの受賞者のAndre Bondi氏や、BlazemeterのパフォーマンスエンジニアリングアーキテクトのRebecca Clinard女史、DynatraceのAndreas Grabner氏、NetflixのEd Hunter氏、AppDynamicsのVPであるJonah Kowall氏、あとIBMから数名、パフォーマンスのコンサルティング会社の方々、大学の先生などが講演しています。

Webパフォーマンスを極めたい人は是非、CMGへ

Webパフォーマンスを極めたい人は、是非、CMGの会員になりましょう! パフォーマンスについては、ACMにも専門の部会があります。そちらもお勧めです。

何故、CMGがお勧めかというと、Webもコンピュータシステムですから、その基本構成要素のパフォーマンスの知見について、色々と情報が得られるからです。

Microsoftエバンジェリストの荻原正義さんは、Microsoft本社所属で、クラウドコンピューティングの研究に参加されていた唯一の日本人です。私が尊敬して、目標にする人でもあります。

その萩原さんと前回お会いした時、「システムの良し悪し、技術の良し悪し、論文の良し悪しが分かるようになるためには、その分野の論文を1000ぐらい読まないとダメだ」と仰っていて、「(うぅ、マジですか…)そ、そうですよね」とお話しました。

萩原さんは、2000~3000ぐらい読まれてきたらしく、さすがにお話が深いです。

それで、私も「論文1000本ノック」を自分に課したわけですけど、そのパフォーマンスに関する1000本もの専門論文をどうやって探すの?というのが難しいわけで、CMGの論文集にアクセスできるのは大きなメリットです。

そんな萩原さんが執筆された、名著と名高い書籍は、こちらです。

アーキテクトの審美眼 (DBMagazine SELECTION)

アーキテクトの審美眼 (DBMagazine SELECTION)

Webパフォーマンスというと、Googleさんの動向だけを追ってる方が多いですけど、Googleさんは一部でしかなく、もっと広大で歴史の長い「コンピュータ・パフォーマンス」という分野がございますのよ、という事をCMGを通して知って頂けたらと思います。